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【指南868 身体が心を整える】

2019年5月15日

本当の限界はどこなのか?

どん底から飛躍を遂げた土井さん。さぞかし多くの人が教えを請いにくることでしょう。どのようにアドバイスしていますか?

「本気で自分を変えたいのだったら、とにかくまず全力で走るようにと言います。
それも普通の地べたを走るのではなく、ジャージを着て河川敷を200m全力疾走しろといいます。
そしてそこで終わりじゃないんです。また200m走ろといいます。転んでもケガしても走るんです。
そしてそこでも終わりではなく、あともう200m走るようにと言います。
傷だらけになるかもしれない、血を流すかもしれない、それでも走り通すようにと言います」

「200m走る」というのは比喩ではありません。本当に「走る」という意味です。比喩に聞こえるのも当然。今まで30人くらいの人にアドバイスしてきて、実際に実践したのは2人だけ。しかしこの2人はその後、業績を大きく伸ばしたのだそうです。そしてそのうちの一人は自分が何を感じたかレポートまで書いてきてくれました。

「彼は、気づいたことが三つあると言っていました。
一つ目は、200m走り切る前に130m、150mで止めようとする自分がいた、ということです。どれだけ自分が諦めやすいか、負けグセがついているかということに気づいて、情けなくてうずくまって泣いて、もう一度やり直したのだそうです。

二つ目は、『これだけ自分を肉体的に追い込んだことはなかった。今まで自分は頭でばかり考えていた。でも頭だけで考えることはちっぽけだ』ということに気づいたということです。

そして三つ目は、そういうことを感じた末に走り切ったときに、何にも比べられない清々しさ、達成感、満足感を感じたということです。これこそ私が感じ取ってほしかったことでした」

この話にもあるように、土井さんは心と身体の両方で考えることを勧めます。

「週に2回、子供たちと一緒に剣道を習ったり、子供たちに稽古をつけたりしていますが、毎回最後に、先生に子供たちの前で稽古を付けていただいています。手加減せず、毎回吐いて倒れるまでやってほしいとお願いしています。これによって、まだまだ限界は先にある、自分は限界までやっていないということを自分に言い聞かせ、子供たちにも見せているのです」

心身を整える、心身のバランスを取ることが大事だといいます。気持ちが緩んでいるなら、身体を追い込んでみること、身体を整えることで精神を整えることも大事なのですね。

次回は「剣道の精神が営業に生きる」です。ぜひご覧ください!

【指南868 身体が心を整える】

(写真)MDRTプルデンシャル会のボランティアで石巻で活動中。 「私の尊敬する同僚たちには、自己犠牲、矜持、精進・・・という侍の精神があると思います」