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【指南862 生きること、働くこととは?①】

2019年4月22日

社会に出ることは、‟与える人“になること

先週今週は「日本で一番『ありがとう』と言われる葬儀社」を目指す、株式会社ティアの冨安徳久さんに指南いただいています。
『誰かのために、何かのために人生を尽くし、志を持って働くこと』。これは、冨安さんが命と真剣に向き合う中で学んだ人生観・仕事観であり、会社経営のベースにもなっている考え方です。

冨安さんは、『働くこと』を次のように考えています。
「仕事の本質、働くということは与えること。社会に出るというのは、与えられてきた人から与える人になるということなのです。会社が扱う商品・サービスを通して、誰に何を与えようとしているのか、誰を喜ばせて安心させようとしているのか。人間は欲の塊ですから、こうしたことがわかっていないと、楽(もしくはラク)して儲けようとする気持ちが湧き起こってきてしまいます」

また、冨安さんは、何故働くのか、という根本的なことを理解していないと、人は動かないし、動いたとしても「やらされ感」満載になってしまい、上っ面だけの作業になってしまうと指摘します。
「当社では、会館の掃除を毎日していますが、それは、24時間いつでもお客様を迎え入れるようにするためでもあります。ご遺族のためにつくった会館であり、それを私たち従業員が使わせていただいているという考え方です。だからこそ毎日会館の隅々をチェックし、清掃を徹底する。上司に掃除をしろと言われたからやっているとしたら、いっそうのことやらないほうがいいのです」

だからこそ、冨安さんは会社の理念や社訓、社是の存在が大変重要で、これらの浸透をアルバイトやパートを含めた従業員に徹底しているといいます。

次回は、冨安さんの理念に基づいた経営、「理念経営」についてもう少し詳しくみていきます。お楽しみに!

【指南862 生きること、働くこととは?①】

(写真)冨安さんの近著