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【指南848 感情攻撃に負けない2つの方法】

2019年3月1日

「メタ認知」と「自分の気持ちをそらせるアプローチ」

2週にわたって精神科医で評論家の和田秀樹さんに、感情に振り回されずに、機嫌よく過ごす方法をうかがってきました。最終回では、「攻撃のかわしかた」についてうかがいます。
いくら自分をコントロールしても、他人の感情まではコントロールできません。ささいなことで大声を上げる上司、パワハラまがいの暴言を口にする取引先、街を行き交う不機嫌な人たちとのトラブル……。そんな人たちの感情攻撃から、私たちはどうやって身を守ればいいのでしょうか。
「他人の怒りや不機嫌をまともに受け止めたり、反発しようとすれば、こちらがダメージを受けるだけ損。大切なのは、まともに相手にせずにいなすこと。そのためには技術が必要です」

その一つが、メタ認知。簡単に言えば、鳥の目をもって俯瞰的に自分を見ることです。
たとえば忙しい朝、昔のミスをむしかえしてネチネチとお説教を始めた上司にカチンときたら、こんなふうにレポートしてみましょう。
「さあ、いよいよ私の頭がカッカしてきました。今まさににらみ返そうとしています!」
客観的に自分をとらえることで、落ち着きを取り戻すことができるといいます。

顧客からのクレームなどでただ耐えるしかない場合は、自分の気持ちをそらせて他に向けるのも効果的。たとえば、お叱りはしっかり受け止めながら、冷静に相手がどれくらいお怒りなのかを観察してみるのです。

和田さんは言います。「生きている以上、常に感情攻撃を受ける可能性はあります。重要なのはむこうの不機嫌に影響されずに、いつも機嫌よくいること。自分の感情にも相手の感情にも振り回されないようになれば、人生は今よりもずっと心地よくなるはずです」

【指南848 感情攻撃に負けない2つの方法】