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【指南845 SNSとの付き合い方】

2019年2月22日

友だちは増やすよりも、絞り込む

精神科医で評論家の和田秀樹さんにうかがう、感情に振り回されないための思考術。今回は、SNSにどのように対応し、ストレス原因を回避すべきか教えていただきます。

「不機嫌の原因として急浮上しているのが、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)です。いいね!をもらいたくて必要以上にがんばったり、フォロワーの数に一喜一憂したりして心に負荷がかかり、イライラにつながるケースが少なくありません」
日本だけでなく世界中で、SNS疲れが問題になっていると聞きます。和田さん自身も、そんな経験があると言います。
「フェイスブックを始めたら友達申請が一気に来て、追われるようにメッセージを書いていました。これではやるべきことに時間が割けないと考えて、あまり見ないようにしました」

でも、SNSでの発信力や影響力の大きさはビジネスの場でもモノを言います。和田さんのように割り切れない場合は、どんなことを心がければいいのでしょうか?
「どこまでなら無理なく対応できるのか考えて、特に近しい人にだけ返信するとか、よほどのことがない限り“いいね!”は押さないとか、基準をしっかり作りましょう。それでもしつこい人や、逆に離れていく人がいても気にしない。SNSは友だちを増やすツールではなく、本当の友だちを絞り込むツールだと考えるべきです」

いいね!がほしいネットの世界でも、周囲の目が気になるリアルの世界でも、人によく思われたい、嫌われたくないと思うのはごく普通の感情です。でも、すぐに不機嫌になる人は、必要以上に相手の気持ちを考えてしまう傾向があると和田さんは指摘します。
「自分の感情をおさえていい人を演じても、結局ストレスがたまって不機嫌になったのでは逆効果です。イラっとくることがあっても、相手の気持ちを気にしすぎないほうが、いつまでもマイナス感情を引きずることはありません」
感情的になりたくなければ、まずはストレスを増やす行動や考え方を遠ざけることが必要です。

次回は、「「曖昧さ耐性」をアップする」です。ぜひご覧ください!

【指南845 SNSとの付き合い方】