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【指南830 スポーツをしていた人の弱点とは?】
師範:林 大士

2019年1月14日

一度プライドを捨てて、リセットする

先週今週は、プルデンシャル生命保険四日市支社長の林大士さんに、登場いただいています。
さて、「若いころのつらい練習を思えば何にでも耐えられる」と思えるメンタルの強さや体力は、スポーツをしていた人たちの圧倒的な強みでしょう。とはいっても、スポーツをしていたからといって、必ずしも全員がうまくいくわけではありません。

とくに「若いころにスポーツに打ち込んでいた人に見られがちな弱点・欠点、陥りがちな失敗は何ですか?」と、あえてうかがってみました。

「アバウトな人が多い、と感じますね。現役時代と同様、勢いで乗り切れると思っている人が多い。気合や感覚で行動してしまう傾向にあります。でもそういう人は結局、同じ間違いを繰り返してしまうんです。
それから、これはあくまでアマチュアの世界の話ですが、とくに厳しい管理型の監督のもとでトレーニングしたような人は、指示待ちというか、自主性がなく、『これだけやっておけばいいや』という受け身な人もいるように思います」

「しかしもっとも大きなポイントは、現役時代に華やかな実績を挙げて来た人ほど自信過剰になりがちだということでしょう。トップアスリートとなると、若い時分に想像もつかないようなスポットライトを浴びることがある。でも、社会人になったらそんな華やかな過去は後ろに置いて、ゼロからスタートする必要があります」

「俺にそんなことを指示するのか」「僕にはそんなこと出来ません」と反応してしまう人は、結局は、プライドが邪魔をして、新しいことを受け入れられないし、お客さまや周囲から受け入れられないと林さんは言います。
「当社でも元スポーツ選手はいますが、現役で華々しい活躍をした後に苦労を経てきた人たちが、結局は大成していますね」

「うちの会社では、営業パーソンに最も必要な素養はTrainable(トレーナブル)であることと言っています。これは『教えられることを受け入れる素直で謙虚な姿勢』を意味しています」

どれだけ華やかな経歴があっても、一旦はゼロリセット、ゼロスタートを覚悟し、謙虚になること。そして、新しいフィールドで新しい自分で、新たなチャレンジをしてほしいということですね。

次回は「勝っておごらず、負けてくさらず」です。ぜひご覧ください!

【指南830 スポーツをしていた人の弱点とは?】

(写真)1992年夏の甲子園3回戦にて、三重高校は惜しくも敗れましたが、3塁守・林さんの好守は当時のアサヒグラフに大きく取り上げられました。(写真提供 朝日新聞社)