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【指南808 結果と行動を切り分ける】

2018年10月22日

過程は自分で決められる 最低目標を決める

目標には2種類あります。
自分ではコントロールできない目標と、自分がコントロールできる目標です。
前者は、結果に関する目標:最高目標とよび、後者は、過程に関する目標:最低目標と呼びます。

「小さな目標」は、自分だけで完結できるもののほうが望ましいと、福山さんは言います。
「営業の場合、自社の受注金額はお客さまの発注金額です。 自分の努力だけではどうにもならないケースもあります。
自社がどんなに素晴らしい提案をしても、お客様の都合上(時期や他社との関係など)、発注ができないこともあります。逆に、自社の提案内容が優れていなくても、お客さんの予算消化(税金対策など)の一環で発注いただいてしまうケースもあります。
この結果の部分の目標だけを設定すると、自分自身の成長をコントロールすることが難しくなります。
そこで、家庭の部分にも目標を設けることをおすすめします。最低目標の設定です。

「具体的には、顧客リストを作る、提案前日までに資料を送る、メール送付後に電話をかける、などは、相手関係なく自分だけで完結できる目標です。結果はコントロールできなくても、自分の行動はコントロールすることができます」

少年時代から野球に打ち込み、甲子園出場経験も持つ福山さん。厳しい練習に明け暮れる毎日でしたが、いつも良い結果が出るとは限りません。不調に悩む時期もあれば、チームが波に乗れないこともあります。そんな時、常に心がけていたのは「やるべきことをやる」ことでした。

「試合で初回に大量得点を許したとします。そこで試合を投げ出す選手もいるでしょうが、僕はチームメイトに、狙い球を決める、最低3球投げさせる、ボテボテのあたりでも1塁まで全力で走る、指示や確認の声をだすことなど、最低限やるべきことをやろう、と言っていました」

点を取られたという結果は変えられなくても、これから取る行動、つまり次の結果につながる「過程」は自分で決められる。野球部時代に学んだこの考え方が、仕事でも役に立っていると振り返ります。

「たとえば朝家を出るときに、雨が降っていて「嫌だな」と思っても、天候の結果を自分の感情と紐付ける必要はありません。その日やるべき仕事に集中すること以外できません。雨が降っているからといって、その日に自分がやらなければならないタスクがなくなるわけではありません。だったら目の前のことに集中してやり切る。結果に感情を左右されてしまうと、今やるべき目の前のことに集中できなくなります。そもそも雨に”嫌だ”という感情はついてないんです。」

前後の結果と切り分けて、自分がやるべきことを機械のようにやりきる。
そんな思考のクセが身に付けば、ピンチを乗り越える力になるはずです。

次回のテーマは「「頑張ります!」が思考停止を招く」です。ぜひご覧ください!

【指南808 結果と行動を切り分ける】