>  TOPページ

【指南798 入江特選 ビジネスに役立つコミュニケーション術】

2018年9月26日

毎日が「接待」

「接待力」と聞いて、何を思い浮かべますか?大半のビジネスパーソンは、得意先を料亭などでもてなして、その場を盛り上げる力のことをイメージするでしょう。

「『相手ありき』のサービス精神こそが『接待力』。『相手を気持ちよくさせる』ことが接待です。料亭でなくても、日常のいかなるシーンにおいても、上司、先輩、後輩、友だち、取引先、どんな相手に対しても『接待』は必要です」と入江さんは指南します。

話を聞いてほしがっているなと思えば、「うんうん」と相手が満足するまで聞く。新しい時計をしてきたことに気づいたら「あ、新しい時計ですよね? どうしたんですか?」と尋ねる。話したくてウズウズしているのに、すかさず質問するのが『接待力』の見せどころ。「休み明けに日焼けして出社してきた人に『どこに行ってきたんですか?』と聞くのは、最低限のマナーだと思うのですが、意外とスルーしてしまう人が多い。料亭での接待はお金がかかるけど、相手が『話したい』と思っていることを気持ちよく話してもらうのは、お金も労力もそれほどかかりません」と、入江さんは教えてくれます。

そして、相手が話したいであろう話題を、自分の「話の引き出し」に仕込んでおくこと。入江師範は、仕込んでおくと便利なネタに「ゴルフ」「スマホ」「健康」「グルメ」「コンビニ」「電車の中吊り」「サッカー日本代表戦」を挙げます。「ゴルフは、年上の人と話すには絶好のネタです。自分がやらない場合でも、取引先や上司がゴルフ好きなら、ニュースぐらいは見ておいて、『昨日の全米オープン、惜しかったですね』と話題にするのは、簡単にできることです。それと、スマホ関連はテッパンです。便利なアプリやサービス、充電がもつ機種などは積極的に仕込んでおきましょう」

また、コミュニケーションを阻害する要因も入江師範は教示します。「最たるものは、自分でガードをつくってしまうこと。そういえば、会社でいじられたことないなぁという人は要注意。若さゆえにトンがってしまい、ちょっとでも弱みを見せたら負けと『過剰なガード』を張り巡らしている人は、周囲に気をつかわせているのです。相手は、フツウには接してくれるでしょうが、それ以上の人間関係は結べません。『オレはそこまでガードはないよ』という人でも、まわりにガードを感じさせる『ガーディアン』は意外と多いもの。知ったかぶりをしてしまう、ミーハーに見られたくない、忙しいと言ってしまいがち・・・という人は、きっと無自覚のガーディアンです。そんなガードはすぐに取っ払いましょう」

最後に、ビジネスに役立つ、相手を喜ばせる魔法の言葉を1つ教えましょうと入江さんは言います。
『そのネクタイ、どこで買われたんですか?』
「基本、スーツの会社員にとって、ネクタイは個性の出しどころ。こだわりをもっている人も多く、ほめられることは無性にうれしいもののようです。しかも、それをどこで買ったかを尋ねるのは『自分も同じ店に買いに行きたい』ということ。『素敵ですね』『いいですね』よりもワンランク上のほめ言葉になります。これは『その時計、どこで買われたんですか?』『そのスマホケース、どこで買われたんですか?』と応用ができます」

次回は最終回。入江式セルフブランディングの方法をいくつかアドバイスします。参考にしてみてください。ぜひご覧ください。

【指南798 入江特選 ビジネスに役立つコミュニケーション術】

(写真)入江さんの、MDRT日本会神奈川ブロック研修会での講演の様子。入江さんは、営業パーソンの講演会の講師としても引っ張りだこです。