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【指南700 道徳なき挑戦は社会悪】

2017年10月18日

コンプライアンスの意識は整理整頓から

齊藤さんが支社長室に大きく掲げているのは、「道徳なき挑戦は社会悪 挑戦なき道徳は絵空事」という文言。
二宮尊徳に「道徳なき経済は犯罪であり、経済なき道徳は寝言である」 という名言がありますが、それと同義で、齊藤さんの好きな言葉です。

「道徳も挑戦もどちらも大事。どちらが欠けてもダメ。でも、どちらかだけを追求してしまう営業パーソンがいるんですよね。『営業の数字にあくせくしたくない。自分は数字のために営業をやっているんじゃないんです』と絵空事を言って結果を出さない営業パーソンもいれば、数字を追うことだけを追求する営業パーソンもいる。営業パーソンはまず、人として正しいこと、大事なことを全うすることが大切ですし、それがお客さまにも見えるんです」

そんな齊藤さんが常日頃強調するのが、「道徳=コンプライアンス(法令順守)の大切さ」です。
「といっても、難しいこと、堅苦しいことではないんですよ。私が言っているのは、親が子どもに言うこと、学校の先生が生徒に言うことと同じです。
自分が悪いと思うことは絶対ダメ。自分が正しいと思うことは信念を持って実行せよ。そして正しいか正しくないか、(法令やルールに則っているかどうか)分からない場合は聞きなさい、と言っています」

そして、「全ては整理整頓から始まるんですよね。「『割れ窓理論』って聞いたことはありますか? アメリカのニューヨークは、1980年代治安が大変悪化していましたが、1994年にジュリアーニ市長が就任し、徹底的に地下鉄の落書きを消す、軽微な犯罪も見逃さないという対応を行ったところ、5年の間に犯罪件数が7割も減ったのだそうです」
「結局、落書きが放置されている、ゴミが落ちているという環境にあると、『自分がどうしようと関係ない、人は構わない、放っておかれている』と感じて、自己規制しようという意識が低下する、ということなのだそうです。ですからオフィスを乱雑なままに放置しないことが、意識を高めることに寄与すると思うのです」

コンプライアンスの意識は、整理整頓から。齊藤さんの支社では机の上どころか机の下にも一切物は置かれていません。

次回は最終回。テーマは「倒れるなら前のめりに」。ぜひご覧ください!

【指南700 道徳なき挑戦は社会悪】