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【指南693 人の話を聞くための技法】

2017年9月29日

人との会話がスムーズに進まない人の悪いクセ

会話を弾ませようと思って相手の話を一生懸命聞こうとしている。なのに、どうも会話はかみ合わない、スムーズに会話が進まない。そんな経験はありませんか?
「もしかしたらそれは、人の話を聞く技術が足りないせいかもしれません」と松橋さんは語ります。

人の話を聞くのが苦手な人には、ある1つの共通点があると言います。
「それは自分の思い込みを相手に押し付けてしまうこと。昨日は忙しかったと言っただけなのに、『それはお疲れでしょう』と返してしまう。でも、もしかしたら相手は、忙しいのを内心では喜んでいて自慢したかったのかもしれません。そんなふうに話の腰を折られたら、会話も弾まなくなってしまいます」

もちろん、思い込みが当たって、「まさに、そう! それが言いたかったんだよ~」なんていう展開になることもありますが、ホームラン狙いは危険だと松橋さんは忠告します。
「大振りすれば三振する確率も高くなります。安全確実に相手との親密度を高めたいなら手堅いヒットで塁を進めるのがセオリー。口下手なら、なおさらです」

でも、「そうなんですか」「なるほど」なんて簡単な相づちだけでは、「本当に聞いているの?」 なんて思われそうです。
「そんなときは、相手の言葉の一部をそのまま繰り返せばいいのです。『昨日は忙しくてさ』、と言われたら、『そうですか、忙しかったんですね』とオウム返しする。気が利いていないように感じるかもしれませんが、大外しする心配がありません」

専門用語で「バックトラック」というこの手法には、信頼関係を短時間で築く効果があると松橋さんは言います。「自分が言った言葉を繰り返されると、この人は自分の話を聞いてくれている、理解してくれている、という印象を持ちやすくなる。これが信頼感につながります」
オウム返し、あなどるなかれ。信頼関係構築に役立てみてはいかがでしょうか?

次回テーマは「沈黙の技法」。ぜひご覧ください!

【指南693 人の話を聞くための技法】