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【指南690 深く読むこと、深く考えること】

2017年9月15日

10年先の自分をイメージして

「言葉の意味を深く考え、きちんとその定義まで考えていくことが大切です」と柴尾さんは語ります。
「言葉には深い意味や背景があります。それをどこまで深く読むか、考えるかなんです」

「よく営業のテキストに『活動計画を立てる必要があります』と書いてあります。これはどういう意味だと思いますか?」と柴尾さんは問いかけます。

普通の言葉で、さっと流して読んでしまいますよね・・・。

「そんな読み流してしまいそうな言葉を、きちんと定義づけていくことが大事だと思っています。たとえば、他のテキストを見てみると『系統だった計画を立てる必要があります』とあります。
これはどういう意味だろうと、自分で考えてみたんです。自分だけで読むだけならまだしも、営業パーソンに講義するとき、研修するときには、解説や解釈を加える必要があるので、色々と考えるんですよね。
そして、『系統立てる』という意味は、自分なりに、『前もって1日、1週間、1ヶ月、1年、2年、5年、10年スパンで考えましょう』ということだと気づいたんです。
そして、『自分がどういう営業パーソンになりたいかをイメージして、そこから逆算して考える。つまり、10年後どうなりたいのかを考え、5年後をイメージし、2年後、1年後を明確にし、1ヶ月、1週間、1日・・・とブレイクダウンしていって計画を立てるということが『系統立てる』という意味なんだと気づいたのです」

確かにおっしゃる通りですが、明日の1件、今週の目標に目が向いてしまうですよね・・・と言われたら、柴尾さんだったら何と言われますか?

「営業パーソンとしてそう感じるのはよくわかります。それは、お腹が空いているので、今目の前にある種もみを食べてしまうのと同じことだと思います。今はそれでしのげたとしても、先々続かなくなってしまうんですよね。でも、その空腹を我慢し、種もみを撒くのはこの先どうしたいかわかっているからです。わかっていればこそ、何のために踏ん張らなければならないのかがわかるし、何のためかわかっていないと、我慢することもできないですよね。10年後どういう自分になりたいかというイメージを持っていることは、目の前の一日を作り上げていくのにとても大事なことだと思います」

「ひとつひとつ読み流してしまいそうな言葉を深く読んで、それにこめられた深い意味と背景まで読み解いてみてください。5年後、10年後に、ああこういう意味だったんだ。こうしておいてよかった、と思うこともあるのではないでしょうか」

次回は、営業コンサルタントの松橋良紀さんに、「あなたはしゃべりすぎるから売れない!」というテーマで指南いただきます。ぜひご覧ください!

【指南690 深く読むこと、深く考えること】

(写真上)同じ年に支社長に就任した「同期支社長」5名。数ヶ月に一度は自主的に集い、互いに学び合っている。(左から、港第二支社・岡哲也支社長、鹿児島支社・柴尾圭一支社長、大阪第四支社・前田隆之支社長、岡山支社・三宅竜三支社長、宇都宮支社・山田 敏生支社長)