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【指南653 自己動機付けとモチベーション】

2017年6月12日

絶え間ない危機感

石橋さんは入社以来、とにかく不安で不安で危機感が消えることがなかったと言います。

「人より全然売れているのに、『行くところがない』というのが口癖だったんですよ」と言うのは以前、石橋さんの担当営業所長であった林大士さん(現・四日市支社長)。

石橋さんは語ります。「私から見て、うまくいっているライフプランナーの方は、危機感がありますよね。誰でも危機感はあると思うんですけども、『危ない』という非常ベルが鳴るのが他の人より早いと思います。どん底ギリギリまで行ってベルが鳴る人と、ギリギリまでいく前にベルが鳴る人と、この差が結果の差を生む気がします。きちんと自分の置かれた状況を危機意識をもってとらえること。ただし今、不安だということを決してマイナスに捉えずに、一日でも早く不安とうまくつきあえるようになれればいいと思います。私は、入社して5年くらいは、うまくつきあえず、不安不安で苦しくて、酸素が薄くて息ができないというような感覚でした」

「不安を解消する手段が、とにかく会社が準備した目標を追いかけてみることでした。社内コンテストの入賞であったり、『週3件のお申し込みをお預かりする』という目標であったり、それらにこだわりました。どうしたら成功するのかわからない。だからそれに乗っかってみる。逆にそれをはずしたら、自分がどこまで落ちていくかわからない。だからがんばってしがみついていきました。少し落ち着いたのは、入社して6,7年経ってからでしょうか」

危機意識はずっとベースに抱えつつも、モチベーションに振り回されないこと・・・とも、石橋さんは考えます。新人向けの研修で、モチベーションについて取り上げる時には次のように話すそうです。

 「モチベーションが常にビジネスパーソンの話題になるということは、結局、モチベーションは自分だけでなく、誰にとっても課題なのだな、と一度引いたスタンスで客観視してみます。そして常にある課題なのであれば、それに左右されない、振り回されないようにしようと考えるようにします」

石橋さんの考えは「モチベーションでは仕事はしたくない」ということ。「以前、日本シリーズで巨人軍の原監督が、『一喜一憂しない』と言っていたのを見て、『これだな』と思ったんです。うまくいっても奢らず、うまくいかなくても落ち込みすぎない。今も凹むことは多いですが、『十何年間こういうことをやってきたのだし・・・、明日になればもっとよくなるかな』と楽観的に切り替えるようにしています」

次回は、「努力は一人ではできない」です。ぜひご覧ください!

【指南653 自己動機付けとモチベーション】

(写真)四日市をベースとする同僚と四日市駅前にて。左より、四日市支社・川合泰寛営業所長、林大士支社長、石橋さん、四日市支社・内勤スタッフの竹田さん、信金時代の先輩である名古屋東支社・益川篤夫シニア・コンサルティング・ライフプランナー。