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【指南600 先人から学ぶ】

2017年1月20日

読書のススメ

前田さんの学びの源泉は読書。

「人類は繰り返していくと考えます。時代を超えた多くの先人たちも今の我々と同様に壁にあたり、そして悪戦苦闘しながらもそれを乗り越えてきているんですね。その先人たちの考えや行動を学べば、現代に通じるところが必ずあって、道は開かれると思っています」。

お付き合いするお客さまのタイプやニーズに合うような本をお勧めもしているそうです。お客さまに合った本を提案することで大繁盛している書店の例もありますが、お客さまに本を薦めるとは、すばらしいリレーション構築ですね。

「あるお客さまは自営業者で、私より少し若いのですが向上心がある。彼の悩みは、売上を伸ばしたいが、大手企業には敵わないということ。彼には『他を見て仕事をすることはない。自分の思い描いたことを実現すること、そして彼が大事にしている奥様を幸せにすることを専一に考えたらよいのではないですか?』とアドバイスさせていただき、『望郷の道』(北方謙三)と『7つの習慣』をお勧めしました」

営業マンは忙しいもの。どのように本を読みますか?
「元々学生時代も芥川などは読んでいましたが、今は意識して読んでいます。それほど量を読んでいるのではないですが、月に4,5冊は読みます。また、『聞きたい話だけを聞く』のではなく、作者の言いたいことを通して聞くのも大事だと考えて、一冊通読するようにしています。そして同時進行で何冊か読んでいます。ジャンルとしては、タイムリーな物、実務書、人に聞いたり、セミナーなどで書籍の名前が出てきたらチェックします。それから歴史書は好きですね。やはり先人に学ぶ、歴史に学ぶことが大事だと思っていますので。
お客さまと飲む機会は多いですが、それがなければ自分にとって理想的なスケジュールは、18、19時頃に仕事を終了し、ジムで2時間たっぷり汗を流して、21時頃家に帰り、焼酎を傾けながらゆっくりと読みます。他には海外や国内研修での移動時間にはまとまった時間が取れるので、そこでゆっくり読めるのがうれしいですね」

前田さんは、5年前から鹿児島大学理学部でも非常勤講師(無償)として講義をしています。どうして講義をすることになったんですか??

「お客さまのご縁で、何か気に入っていただいたんですね。『科学技術と現代社会』というテーマですが、私が話すのはもっぱら現代社会(物の考え方)です。100年後のより良い未来に貢献するためには、まずは次世代を担う大学生に貢献するのが1番と考えました。これも(若い頃に学んだ)逆算パターンでしょうかね。

学生からは次のようなレポートが寄せられているそうです。
・正直なところ半信半疑で聞き始めた講義ですが、愚痴を言わない、物事を前向きにとらえるなど耳の痛い話ばかりで、ふだん自分が出来ていないことばかりでした。一方、笑顔・感謝・挨拶などは自分が出来ていると思いました。
・授業でこんな人生の指針を聞けるとは思わなかった。
・この講義を聴いて、私は冷めていた心に火がついた気がしました。毎日目的もなく過ごしていましたが、前田先生の講義を聴いて、考え方次第で人生はどうにでもなると、体の底からやる気がわきあがってきました。早速、早寝早起きができるようになりました。

「地域に貢献することが本懐」と語る前田さん。そんな前田さんの姿が、学生たちの心にも火を点しているのですね。

【指南600 先人から学ぶ】

(写真)「ジムでは2時間は汗を流したい」という前田さん。スポーツジムにて、前田さんのトレーナーであり、親友であり、お客さまである竪山龍一様と。