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【指南552「営業学」講座より⑤ 「やりたくないこと」をして、可能性を拡げる】

2016年9月2日

「やりたくないこと」と「できないこと」の違い

最終回は、自分の可能性を拡げる方法についてです。

 「せっかく大きな可能性を持っているのに、自らそれに蓋をして一生を過ごす人が多すぎる」と石毛さんは残念がります。

可能性に蓋をするとは、どんなことでしょうか。
「自信がない、時間がない、お金がない、まだ早い。だからできない。どれも可能性に蓋をする言葉です。でも本当にできないのでしょうか? ただやりたくないだけなのではないでしょうか?」

「やりたくないことと、できないことは違う」と、石毛さんは断言します。
100メートルを10秒で走るのは普通の人にはできませんが、毎日ジョギングを欠かさずに続けることは健康な人なら不可能ではありません。実行しないのは、できないのではなく、やりたくないからです。でも、その2つをきちんと切り分けて考えることに、どんな利点があるのでしょうか。

「1年後の自分を想像してみてください。楽しそうな姿がイメージできたら今のままで問題ありません。でも、もしもがっかりな姿が浮かんだら、今から1年かけて未来を変えなければなりません。そしてそのためには、できるけれどやりたくないことを、やる必要があります」

前職で常にトップの営業成績をおさめていた石毛さんが、ぱったりと契約が取れなくなったことがありました。最初はすぐに挽回できると考えていたのにスランプは深刻で、出口が見えない状況が続きます。

 「後がない」。そう考えた石毛さんは、やりたくないことをやることを決心します。毎朝3時に起きて農家を回ることにしたのです。そんな時間に押し掛けて、警察でも呼ばれたらどうしようかという心配は杞憂に終わります。朝採れ野菜を出荷するために早起きして作業している人が大勢いたのです。
昼間の時間には話を聞いてもらえなかった人も、話ができるようになったそうです。
「本当は自分が頑張っていることをアピールしたかっただけかもしれません…(笑)」。
でもこれがきっかけとなって成績はV字回復。無事にトップに返り咲くことができたそうです。

最後に石毛さんは、受講生にこう声をかけました。
「自分の可能性を本当に信じることができたら、その時点で成功したと言っていいと思います」

これから社会に出る学生はもちろん、いくつになっても可能性は拡げられるはずです。まずはやりたくないことと、できないことを切り分けることから始めてみてはいかがでしょうか。

【指南552「営業学」講座より⑤ 「やりたくないこと」をして、可能性を拡げる】