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【指南539 自分を変える】

2016年7月26日

体質改善で怒りにくい自分になる

安藤道場もいよいよ終盤。今回は「怒りっぽい人」から永遠に卒業する道に一歩踏み出します。
生じた怒りをおさえるのではなく、怒りやすい体質そのものを改善できれば、つまらないことにカチンときたり、ついムキになって言い返して後から反省するなどという失敗に、二度と悩まされずにすみます。

相当にハードルが高そうですが、「怒りにくい体質は一生ものの財産ですから、挑戦する価値はあるはず。まずはアンガーログをつけて自分の怒りの正体を知ることから始めましょう」と安藤さん。
アンガーログとは、怒りを感じた①出来事、②思ったこと、③言動、④してほしかったこと、⑤結果、⑥怒りの強さをノートに記録すること。たとえばこんな感じです。

① 出来事:話の途中で先輩に、「わかる?」と確認された
② 思ったこと:ばかにされたように感じた
③ 言動:「わかってますすよ」と強く言い返した
④ してほしかったこと:わからないことがあれば聞くので、そのまま話を進めてほしかった
⑤ 結果:先輩はムッとしたようだが、何も言わなかった
⑥ 怒りの強さ:レベル3 イラっとした

後から記録を見てみると
「こんな小さなことで起こっていたのか」
「いま思えば、単なる合いの手だったのかも」
「そう言えば先週も同じようなことで怒ったな」
といったように、いろいろなことに気がつきます。

なかでも②の思ったことに注目すべし、と安藤さんは言います。
「同じ景色(出来事)でも心のメガネによって見え方は変わってきます。もしもメガネがゆがんでいるならそれを正して、自分にもまわりにもプラスの方向に展開させるにはどんな行動をとればいいのか考えて、次のように書き出していきます」

・ 「わかる?」は単なる合いの手
・ 「わかる?」と聞かれたら、「わかります」と返す

あとは明日からでも実行に移すだけ。初めはうまくいかなくてもしだいに、「わかる?」の言葉にイライラしなくなるはずです。それはつまり、「わかる? は単なる合いの手」という心のメガネを手にしたということ。怒りを生み出す考え方の癖が矯正されつつある証拠です。

体質改善には時間がかかりますが、千里の道も一歩から。いつも余裕の笑顔で業績も上々な「あの人」は、もしかしたらすでにアンガーマネジメントに取り組んでいるのかもしれません。

【指南539 自分を変える】

(写真)アンガーログをつけてみる。