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【指南272 セールス奥義の奥】

2014年4月23日

平生を制するものは人生を制する???

三木さんは、「売れない」セールスパーソンの一番の原因は、基本的な生活習慣にあるのではないかと考えています。勉強会を開いていても、「前夜遅くまで飲んでいて体調が悪い」と簡単に欠席する人がいることに驚くと言います。

三木さん自身、復活を誓って最初に始めたのが「早起き」でした。「まず、生活態度を変えよう」と思ったのです。

 

「5時半に起きて、6時半には家を出る。そして7時半には出社するようにしました。これは今も同じです。誰よりも早く出社すると、自分に『勝った』という感じがするんです。こういう小さい『勝ちグセ』を積み重ねることは効果がありますよ。事実、売れている人は朝早い。これは実感していますね」

 

三木さんは、こうした“平生”が大切だと言います。

 

「汚かったり散らかっていたりする支社は成績もよくない。上司の服装がきちんとしていないと、部下もだらしなくなってくるものです。あいさつも同じ。『ウィーッス』なんて、あいさつじゃない。あいさつというのは、ちゃんと相手の目を見て『おはようございます』と言うものだと思います」

 

三木さんの尊敬する仲間であり、プルデンシャルの大先輩に、ソロモン・ヒックスさんというアメリカのトップセールスマンがいます。裸一貫から地道な努力を積み重ねてトップまでのぼりつめた人です。

 

「彼はアフリカ系アメリカ人で、われわれ日本人には想像できないほどの過酷な人種差別も経験し、人間不信になってもおかしくないほどだったと思うのです。しかし彼からは、そういったことをみじんも感じない。いつも明るくて、まさに太陽のような人。来日した際に一緒に行ったカフェでの出来事。彼はカフェの店員であっても、満面の笑顔で心から「サンキュー、サンキュー、サンキュー!」と言うんです。相手によって態度を変えたりしません。お客さまと、それ以外の人とでは、手のひらを返したような態度をとるセールスパーソンっていますよね。彼は決してそういうことをしない。

そのときだけ良いように取り繕おうとしても、普段のふるまいはつい出てしまうもの。日頃から自分を律することが大切だと思いますよ」

【指南272 セールス奥義の奥】

(写真)同じ支社内で刺激し合える存在がいることが平生を意識する上ではいい環境だそう。