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【指南269 プロ流目標設定術】

2014年4月16日

目標は心の底から???

ライフプランナーになった三木さんの目標のひとつに、生命保険のトップセールスマンの証でもあるMDRT(※)という組織に入会することがありました。

 

そして入社の翌年にはMDRTの入会基準をクリアし、その翌年度には念願のMDRT入会を果たします。MDRT内のボランティア組織にも参加。大会を運営していく立場にもなりました。さらにその2年後には日本人で初めて本部のコミッティメンバーにも選ばれるという偉業を成し遂げたのです。

ところがMDRTでの活躍とはうらはらに、三木さんの営業成績は下降の一途をたどっていました。皮肉にもMDRTで日本人初のコミッティメンバーに選ばれた年、とうとうMDRT入会基準を落としてしまったのです。

 

「それまで順調だったライフプランナー生活5年目の大きな挫折でした。入社してからがむしゃらに仕事をしてきて、一種の『燃え尽き症候群』に陥っていたのかもしれません。いや、営業について理解した気になり、慢心していたのだと思います。原因は何であれ、入会できなかったのは動かしようのない事実。単純に『復活めざしてがんばるぞ!』だけではダメなことは重々承知していました。でも、どうしたらいいのかわからない」。

 

精神的に追いつめられ、どん底状態だった三木さんは、「一体何のために復活したいのか?」を真剣に考えたと言います。考えに考え抜いた結果、MDRTを通じて知り合った人たちに恩返しがしたい。という答えにたどり着いたのだそうです。

 

「自分がこれまでどれだけの人に助けられてきたのか、まずはノートにその人たちの名前を書き出してみました。会社の先輩、同僚、他社の仲間、MDRTのスタッフのみなさん、海外の会員、お客さま、そして家族……日本人だけでなく、アメリカ人、イギリス人など、1人ひとりの顔を思い浮かべながら書き連ねていくと、優に100人を超える方々の名前が並んだんです。自分でも驚きました。あらためて、自分がいかに多くの人々に支えられていたのかがわかりました。すると、お世話になった人たちに、このままでは申し訳ない、なにか恩返しをせねば、という気持ちが芽生えたんです。自分が頑張っている姿を見せることが何よりの恩返しだろう、ということに気づいてはじめて、自分がなぜそこまでして復活したいのか?が明確になった気がします」

 

MDRTに復活するということは、すなわちセールスにおいて結果を出すこと。何がなんでも復活してみせると覚悟ができたと言います。

 

「目標を立てることは簡単です。でも、何のためにやるのか?がぼやけていると、続かなかったり挫折したりしてしまう。目標は、心の底から達成したいと思えるものでなくてはならないのです」

 

※MDRTとは…

1927年に発足した Million Dollar Round Table (MDRT) は世界74の国と地域の450社以上で活躍する、38,000名以上(2013年8月現在)の会員を有する、卓越した生命保険と金融サービスの専門家による国際的かつ独立した組織です。
MDRT会員は卓越した商品知識をもち、厳しい倫理基準を満たし、優れた顧客サービスを提供しています。また、ホールパーソン哲学に基づいた人格形成を追求し、ビジネスと地域社会のリーダーとして世界中で認知されています。

【指南269 プロ流目標設定術】

(写真)お気に入りのMDRTグッズ。