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【指南247】

2014年2月17日

身近な人脈も掘り出していますか?

本業である人材ソリューションに限定することなく、お客さまの困りごとにはできるだけ答えるようにしている森本さん。「私のことを困ったときの“もりち(森千)”と覚えてください」とお伝えしているそうです。

 

「やはり、全ての課題を見ないと本当の意味でのソリューションは提供できないと思うんです。たとえば『人を採りたい』と言われても、『いや、そうじゃなくて、いまは教育するべきじゃないですか』という状況もあります。となると、私には直接解決できないケースも生じてしまう。けれども、企業のさまざまな困りごとに対して、人やサービスを紹介してあげたり繋いであげたりと、私がハブになることならできるんじゃないかと。だから、『まずは困りごとのハブ(総合窓口)にならせてください』と言うわけです。そして、私が直接解決できないケースの対応策として、他社さんと協力し合うことを考えました。コンサルや金融関係の方々と、『自分が提供できないソリューションを求めている企業さんがいたらお互いに紹介し合いましょう』とネットワークをつくり、情報交換しながら信頼関係を深め、社外の人脈を広げていったんです」

 

それでも、相談ごとの3分の2はやはり、人事や採用、組織のことなど「人」に関するオーダーが占めるとのこと。リクルートが得意とする分野です。

 

「私の場合、社内の人脈にもすごく助けられているんですよ。人脈というと社外にフォーカスされがちなんですけど、幸いにもリクルートにはいろんなグループ会社があって、さまざまなソリューションを持っていたりします。ふだんは埋まっていて見えないけど、掘っていくと繋がっているんですよ、ははははは。で、『このへんの人に聞いたら、答えを持ってるかも』と、内線番号表をめくっていって電話をかけてみるんですね。『はじめまして。大変申し訳ないですけど5分いいですか。じつは、私のお客さんが困っていることがありまして…』と。『なにか参考になるような資料は?』『ケーススタディは?』と話を聞いていくと、『あ、オレは直接持ってないけど、〇〇部の〇〇くんが持ってるかもしれないから、繋いであげるよ』という感じになるんです。だいたい3人ぐらい繋いでもらうと、その答えを持っている人に辿り着くみたいな、ははははは」

 

そんなとき森本さんは「資料を送ってください」とは決して言いません。

 

「私は、その人のところまで受け取りに出向くんですよ。『メールで送るよ』と言っていただくと『よろしく』と簡単に済ませてしまいがちですけど、やっぱり直接会うということが、とても大事だな、と思っていて。お礼をダイレクトに伝えたいですし、お互いの記憶にちゃんと残ります。余談も含め30分ぐらいでいろんな話をさせていただけるじゃないですか。そうすると、周辺のいろんな情報も共有できますので……。ソリューションの引き出しづくりって、身近なところからの地道な積み重ねだなぁと思います」

【指南247】

(写真)森本さんの活動をサポートするアシスタントさんと。